逍遙 男性
2008/10/30
午前11時24分
18世紀当たりのスペインのセピア調の情景は独特です。
私は特に登場人物の衣装に注目しました。セピア調の画面に
「ワインレッド」の赤が効果的に使用されていました。
ゴヤは宮廷画家に登用されるまでの半生が
とても魅力的な人物なのですが、このドラマはゴヤが遭遇した・・・
とありますので、この映画では論外かと思います。
修道士役のハビエル・メバルデムは、往年のハリウッド・スター、
アンソニー・クインを髣髴させます。
アンソニー・クインは、ジェルソミーナで有名な「道」と言う映画で、
少々知恵遅れ役を演じたイタリア女優のジェリエッタ・マシーナと
競演した個性派俳優です。
「道」だけを推奨するのは、それまでアクション俳優だった
アンソニー・クインが、この映画で演技開眼した作品だからです。
ハビエル・バルデムに注目しているようでしたら
興味深い情報だと思います。
まるでアンソニー・クインの実弟かと思われるほど似ていますよ。
ゴヤ役のステラン・スカルスガルトは名優なのですが、
私が描いているゴヤのイメージにそぐいません。
ネット情報では、ゴヤ役と修道士役は、キャスティングが逆との
論評がありましたが、これはゴヤを知らない人の戯言だと思います。
ゴヤ役があまりにもハビエル・バルデムの個性に圧倒された
嫌いがありますが、キャスティングはこの対象でよろしいと思います。
最後にストーリー構成について苦言するところ大なのですが、
時間がないのでやめます。
・・・難しことは抜きにして、出てくる名画の数々と色調に堪能し、
十分楽しむことができました。
ゴヤがことも達が戯れる石畳の坂を上っていくラスト・カットを
見せて貰っただけでも、¥1,000の入場料と2時間の空白は
十分満たされた思いで終演の劇場を後にしました。
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